こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

セルフコントロール

塩分控えろと言われた父に

薄味のやわらかごはんを作るようになったが

本人が味が分からず食べられなくて

結局のところ 塩だの醤油やらを

自由にかけてしまうので元も子もない。

 

もともと自分を変えられないというのは

父が持つ病の一つでもある。

それでまわりが甚大な被害にあっているという現実。

 

セルフコントロールという考え方は

カウンセリングの世界にもあって

一時期それを叩きこまれたことがある。

そのため自分の行動や生き方を

変えられない人のことを

精神病理の視点から見るクセがついている。

 

本人が動かないとまわりが動かざるを得ないので

結果 社会に迷惑をかけるということになる。

 

父が盛大に醤油をかけているのを見ながら

自分で自分の行動を変えられない人なのよねとつくづく。