ここでこの方が一人ぼっちの最期を
朝になって訪問介護の人に見つけられる
というのは最善ではないなぁと見ていたら
急転直下の変化によって
たくさんの人に見守られる場に
住まいを移すことになりそうで。
こんなこともあるんだなぁと
不思議に思っている。
母の場合は文字通り多くの
看護師に看取られて
幸せな最期だったと思う。
父の最期にかけ付けてくれる人たちの
道をつけることもできた。
でも「ここじゃないよなぁ」
という思いは消えない。
何となく父の最期の場は
この部屋じゃない気がするのだ。
ここは便利で母と父の間で走り回って
それぞれのこころが触れ合うまでの
過渡期には最適だった。
きっと急転直下で見つかる次の場へ。