こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

想いの力

認知症や他の病気があって

本人が自覚できなかったとしても

状況が整うと人の心は不思議と安定する。

 

認知症の人に後見人がつくと

本人は分からないはずなのに

なぜか穏やかになるケース。

 

田坂広志氏の言う

無意識でつながっているからかもしれないし

岡田尊司氏の言う

愛着が満ちるからかもしれない。

 

答えはきっと人知を超えたところにあるんだろう。

 

映画「マザー・テレサ」の中で

マザーが困難に陥ったとき

遠く離れた女性に電話をかけて

一緒に祈ってと伝えたシーンは胸に響いた。

 

力とは祈り。

つまり想い。

 

遠く離れて会えなくても

その人はいつも私の意識の中にいて

日々想い祈っているとなぜか

よりよい環境に変わっていく。