認知症の方の心をひも解くとき
ひそかに利用しているホロスコープ。
生年月日が分かる人に限られるが
その方がもともと持っている性格が見える。
不思議なのは後見のこと。
私が後見人として選ばれるのは
識者が大勢で出した結果であり
私にそのプロセスは知らされない。
支援を待つたくさんの方と
支援をしたい我々の中の誰かを
言ってみればたまたま
組み合わせただけなんだけれど
知らされた私は
お互いのホロスコープを読んで驚く。
「これは運命でしかない」
星の角度は
自分の家族なんかよりずっと強烈。
どう考えても
私はこの人と出会う運命にあった
としか思えない。
誰かのいのちに関わるということは
決して偶然ではなく
やっぱりはじめから
定められていることなんだろうという思いは
日に日に確信に変わってくる。