本質を生きる強烈さから
死後もなお社会的に生き続けている人がいる。
立川談志師匠はいまでも影響力を持っていると感じるし
落語を聴けばやっぱりこの人以上はいないと思う。
中島らも氏の名作
「今夜、すべてのバーで」新装版が
2020/12/15新たに発売。
最後の一行でひっくり返りなおかつ
そのキュートさにしびれた作品。
もと印刷会社という同業だったこともあり
全作品を追いかけていた作家だけに
階段から落ちてあっという間に
亡くなってしまったことは衝撃だった。
らも氏が亡くなった年齢に
私が追い付いたということが
不思議でもあり
そのとき抱えていたはずの別の悲しみが
今では思い出せないくらいに
遠くなったこともまた
心の不思議を感じる。