こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

めっちゃ時短

父が出来なくなってきたことを

ひとつずつ私が引き継いでいく。

弱い自分を見せたくなかった父も

もはや隠す元気もない。

 

ビーちゃんシロちゃんの世話も

父は欠かさず毎朝続けていたけれど

プツリと出来なくなってしまった。

 

代わりに私が引き受けて気付くのは

「なんであんなに時間がかかっていたのか」

 

父はまるで儀式のように

きっちり同じ手順で

お店を広げて また閉じて

というくりかえしを

毎回ていねいに続けていたのだ。

 

それはどんなことでもそうで

食事にしても

お風呂にしても

ベランダの植木に水をやるときも

なんかやたらと手順があって時間がかかっていた。

 

それを許して見守っていたのだが

最近父のペースを無視して

私のペースで動かせるようになったら

あらゆることが早い早い。

 

しかも私は無駄を省いて手を抜こうとすらするタイプ。

めっちゃ時短。

 

そのことに気付いたら

やっぱり父は どこか病気というか

要後見の人だったことは

間違いないんだなと

今ごろになってはっきりと理解していく。

 

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