昔 自死防止活動を主宰していた頃の
目標というかキャッチフレーズは
「ひとりぼっちにならないで」だった。
今 リアル在宅看取りのプロセスの中で
「ああこのことだったのか」と
自分の言葉ながら改めて思う。
それは養老孟司先生の
「社会に出せ」という名言にも通じる。
高齢者や死に向かう人は
とにかく一人にしないことだ。
もう何もできることはないけど
そばにいることこそが大切。
誰もいない中で一人ほったらかしにされて
真っ暗な部屋で小さくなって寝ているなんて
幸せな最期とは言えないだろう。
関係者があっちからこっちから
やいのやいのと関わること
本人を前により多くの関係者が
「もっとよりよくしてあげる方法は何か」と
頭をひねり時間を費やすことにこそ
どちらにとっても意味のある
幸せな循環が生まれる。
みんなの気持ちに囲まれて逝くっていうこと。
お金のことしか言わない人から見れば
コスパがどうの とかいうんだろうけど
そういう人はそもそも
看取りには参加しないからほっとけ。笑