介護認定が下りてしまえば
こんなにも道は開けていくのかとつくづく。
一番大きな違いは「正解」のありか。
要介護ではない間は
本人の言いなりになるしかなくて
それが明らかに間違っていても
指摘することは難しい。
本人のプライドのために
あえて間違ったまま実行してから
あとでこっそり訂正したりなおして歩く
ということを13年もやってきた。
おかげでかなり難易度の高い
「意思決定支援」の筋力が
身についた気がする。
要介護になってしまえば
専門家集団の中に放り込むことで
社会共通の「正解」のもと
ワーッとその道のプロたちが
あれよあれよと進めてくれる。
本人の納得のために
わざわざ「誤った正解」を現実化するという
まわり道をしなくても
「本来の正解」
「今その瞬間の正解」へ
本人がすぐにたどり着ける
というありがたさ。
なんと素晴らしい世界だろう。