介護中の方から話を聞くことが多い。
父と母の介護で大抵のプロセスは体験したので
話の内容も分かるし関心も強く
その方がいまどんな状況にいるのか
そのしんどさ具合が
想像ができるくらいにはなっている。
かつて介護経験がなく
どちらかと言えば介護の世界に及び腰だった頃は
介護中の友人の話もちゃんと受け止めきれなくて
相手が必要としている答えを
返せなかったんじゃないかと
今になって後悔している件がいくつもある。
実は介護の話ができるのって
割と限られた相手だと思うのだ。
家の中のことだし
生活感満載の話だし
しかも泣き言とか愚痴になることも多くて
そう誰にでも言えるわけじゃない。
そんな想いで話をしてくれたのに
私はちゃんと理解できていなかったかも
ということがずっと心にひっかかっている。