こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

ねぎらいが足りない

家の中の問題がなくなったら

外の問題にかり出されるように。

冥王星水瓶座入直後に

t木星n月合はこんな風にも作用する。

 

問題行動を起こしているように見える人は

心の中に大きな問題を抱えていると

私は思っている。

 

お母様が亡くなって1年。

しばらく静かだったその人が

ふたたびやらかすことが増えてきた。

 

起こしている問題よりも

足りないのはたぶん

ねぎらいの言葉。

 

「長い介護とその後も本当に大変でしたね」

「お部屋は片付きましたか?」

「お手伝いすることがあれば言ってね」

って誰にも言われていないことが

心を閉ざしてしまうのではないか。

 

ご親族もたまに見に来てすぐ帰る。

自分の代わりに自分の分まで

親の面倒を見てくれてありがとう

って思ってるようには感じられないし

同じ実子なのに抱えるボリュームが違い過ぎる。

 

昨年ここにも書いたけれど

「一人介護が終わってこれからどうしよう」

という新聞への投稿記事が

たまたま続いた時期があった。

こういう人はけっこう多いんだろう。

 

一人で長年の介護をして

一人で全部家族親族の後始末をして

そこからやっと「自分」を思い出して

まずは介護の長い間の非日常で受けた

心身のダメージを復活させる。

 

そして一般社会の日常に戻るまで

どれだけの時間が必要だろう。

「介護後うつ」の著者

安藤和津さんでさえ5年かかったのだ。

 

年齢的に回復がむずかしいこともあるだろうし

心を病んでしまったら回復しないこともある。

 

長年この問題を抱えている男性陣たちは

いつものように頭ごなしに叱りに行くという。

 

そうじゃない。

足りないのは同じ視点に立つ言葉。

 

私に声がかかった以上は

人として相手の心に届く

愛あるコミュニケーションを試したい。

 

ときとして問題解決には

「男性性」を引っ込めておいた方がうまくいく。