こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

言葉の力

老健で徘徊がひどくなった母の

「隣接の病院に移ってはどうか」

カンファレンス。

 

結論が出た後に

「これからは私たちが担当ですから」

と病院の院長と看護師長。

「私たちもこれからも見に行きますから」

と施設長。

 

たとえ言葉だけでも本当に力づけられた。

 

病院に移ってからしばらく様子を見に

面会に通っていた頃

ある日突然目の前で車が止まった。

 

窓を開けたのは施設で担当してくださった

ケアマネージャーの男性。

 

「その後大丈夫ですか?!」

数日お会いしなかっただけなのに

とても懐かしい人に会ったようで

つい車道で長話。

 

もう施設とは縁が切れた後なのに

この姿勢が心底ありがたかった。