こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

墓じまい

母が認知症で入院している頃に

叔父から「墓を近所に移した」と連絡があった。

遠い田舎で放置されていた墓をしまって

自分たちが管理できるところに移したという。

 

墓じまいも新しい寺に入れるのも

相当なコストがかかるはずだが

入院中の母に考慮して

一切言わなかった叔父の男気に

今でも感謝している。

 

墓の継承をどうするのかということは

なかなか話し合いにくいテーマ。

宗教観や葬儀スタイルが

時代とともに大きく変化している中

高齢者の気持ちは着いていかないのかも。

 

ただ認知症になってしまうと

手続きがとてつもなく大変なので

叔父の判断は正しかったと思う。