こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

コンシェルジュと管理人

マンション管理が好きすぎて

副業でけっこう長い間やっていた。

 

我々コンシェルジュが常駐し

管理人はまた別の会社が入るほどの大規模マンション。

 

管理人さんは当時3名のシフトで

定年後の悠々自適な方ばかり。

真っ赤なスポーツカーでカッとんで帰る女性と

休日にまでわざわざ趣味の写真を見せに来る男性と

ご隠居さんという風貌でちょっぴり厳しいリーダー。

 

我々とは親子のように仲良く

キャッキャキャッキャと仕事をしていた。

 

ときおり管理室を見に来る役員の方々とも

和気あいあいと話すようになり

私は本社まで本業のプレゼンに

行ったりする始末であった。

 

管理室の前には子供が遊び

主婦が立ち話をして

いつも笑い声が響いていた。

楽しかったなぁ。

 

こういう余生もいいよなと

管理人の方々をいつもうらやましく眺めていた。

気が付くとその方々の年齢に近づいている自分。

 

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