昭和の半ば頃は百科事典の訪問販売が盛況で
その頃トップセールスマンだった人に
ずいぶん話を聞いたことがある。
実家処分のときに大変だったゴミの一つが
その百科事典。
百科事典は10巻以上のセットで
それが実家には2セットあった。
訪問販売に弱い母が
押し切られて買ったんだろうなと思われる。
それでもネットがなかった子供の頃
百科事典を眺めるのは楽しかった。
知識はほぼその中から得てきたような気もする。
とまあ役には立ってくれた百科事典だが
捨てるとなると大変。
一冊でもお米くらいの重さがあるのに
それが20冊以上。
一般の資源ごみには出せずに
最終的には業者に運んでもらった。
本棚が倒れないための重しと化していた
大量の百科事典。
今でも記憶の中の「あの場所」にはそのままある。