こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

忘れないように

このブログの最初の頃を読み直すと

あんなに必死で重要で真剣に考えていたことも

今ではすっかり記憶から抜け落ちていたりする。

 

同じ毎日のようでいて一つも同じ日はない。

被介護者との関係も

自分自身の心の動きも。

 

忘れてしまうのは脳科学的に

「重要度」が変わったというんだろう。

 

すべてを忘れないように

大切な記録を書き残しておいてよかった。

読み直せば確実に

そのときの空気感や感情や

その日の気温やにおいまで一気によみがえる。

 

もともとメモ魔なので

思ったことを書き溜めて

一冊書き終えたら入力して

紙は捨てるのくり返し。

12年前のデータを読んだりすると

全く別の人生を生きていた自分がありありと。

 

今の私は今でしかないし

これからの私はかつての私ではない。

ずっと変わり続けていく。

だからずっと書き残していく。

内なる自分の足跡として。

 

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