母は病的に人目を気にする人だったので
意味も分からず反抗しまくりだった子ども時代。
それでも母の感性はしみ込んでいるようで
「世間に恥ずかしいことをしていないかどうか」
「人様にご迷惑をおかけしていないかどうか」
まるで母が見ているかのごとく過敏に反応する。
介護を続ける理由も
父が他人に迷惑をかけてはならないから。
そんな母の視点がベースにあるので
ここ何年かニュースの原因がどれも
「自分は悪くない」の主張に見える。
恥の文化はもう世界からなくなったんだな。
結果的に母の病気の影響で
今うまく立ちまわれている実感がある。
長年の軋轢がまわりまわって
けっこう役に立っていると
思えるようになった昨今。