こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

耳が聞こえない

先日100円ショップの会計に並んでいたときのこと。

レジは2台あり空いた方から

「次の方どうぞー」と声がかかるタイプ。

 

私の前に並んでいた高齢男性。

次の方どうぞ―と呼ばれる番になっても動かない。

ああ聞こえないんだな

どうしよう声をかけようか

とか迷っていたところ

気付いたようでレジに向かう。

 

「すぐお使いですか?」

「袋どうしますか」

と店員さんが問いかけても

まったく反応せず財布の小銭を探している。

 

やっぱり聞こえないんだな。

店員さんも察知したのか

「これ(値札)切りますか」と身振りに変更。

 

すぐ使うし袋はいらないし値札は切る

という判断になったようで

支払後 さあーっと出ていった。

 

ちょっと違和感があったのは

聞こえない人はたいてい

全身のアンテナを立てて情報収集し

身振りと表情でそれはそれはゆたかな表現で

まわりとコミュニケーションをとるものだけれど

この男性には一切なかったこと。

 

もしかしたら

聞こえなくなったのが最近だったり

家族が全部やってくれるから

普段はしゃべらなくても困らない人なのかもな

と思ったり。

 

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