作家落合恵子さんの記事。
この方の小説やエッセイは
一時期徹底的に読み漁った。
80年代の男女共同参画が始まる前後には
講演会にもせっせと通った。
FMN(当時主宰していた勉強会)はもちろん
以降の生き方や姿勢にもかなり影響を受けている。
小説に描かれていた生い立ちや
お母様との関係性を思うと
乗り越えてこられた感情の大きさに震え上がる。
だからこそ落合恵子さんが
お母様の介護をしていると聞いたときは
ものすごくびっくりしたのだ。
7年間もの介護。
その深い覚悟を知ってからは
私も当然最後まで自分の力で
両親の介護をしようと決めていた。
そしてその感情や心の揺れを
精緻に記録しておこうと。
記事にある「看取りから14年経て
語ってくれました」という一文が
落合恵子さんにとっての本当の重み。
その痛みが胸に響いた。
私もいつかこんな風に語れる日が
来るのだろうか。