若い頃に届く誰かの訃報は
あまりにも突然で感情の落としどころもなくて
関係性がぶった切られるような
痛みを覚えていたけど
母のときからだろうか
老いて病んで朽ちていく姿を
すべて見逃さずに刻一刻と目にしているからか
生と死は地続きのような感覚がある。
スピリチュアルとかそういうことではなくて
本人がいなくなっても
介護者がやることは続くし
ずっと流れを見つめてきているから
その別れは別れではなくて
日々関わってきたまわりの人たちとともに
本人がいなくても関係性は続いていく感覚。
自分の世界の中で全部抱えて
ちゃんと関わってきたというプロセスに
納得できたということかもしれない。
むしろ芸能人みたいにあまりにも遠くて
自分の暮らしとは関係ない訃報の方が
突然すぎてショックが大きかったりする。