「死にゆく人の心に寄りそう」医療と宗教の間のケア
玉置妙憂 著 光文社新書
看護師であり僧侶である著者による
終末期の心得が細やかに書かれた一冊。
2年くらい前に買ってからずっと読み返している。
ただタイトルをここで表示することに
ためらいがあって今まで載せていなかった。
人が在宅で死を迎えるということの意味や
そのときどんなプロセスをたどるのか
どんな心構えで何をしたらよいのか
看取りのプロである看護師の目線で
具体的に書かれている。
救急車を呼んではダメな場合や
協力者がいない場合の対応や
胃ろうをするのかどうかの判断や
身体はどう変化していくのかなど
今まさに私が必要とする情報ばかり。
この本に沿って2年かけて準備をしてきた。
ほぼ完璧に環境は整った。
次は「よりよく」変えていく。
介護サービスは今の父にとっては
ちょっとしたオプション。
より快適に より便利に。
準備万端でもシミュレーション繰り返しても
いざとなったら混乱するかもしれない。
それでもできるだけのことをしたと
私は亡き母やご先祖様に胸を張って言えるだろう。
やり残しのないようにもうひとがんばり。