こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

病院の裏口

昨日の続き。

 

患者が亡くなると

医療者は手のひらを返したようになる。

そりゃあそうだ。

仕事は終わったんだから。

 

でも家族としてはそこからが

「どうしよう・・・」となるのに

相談しても話を聞いてくれなかったりする。

そりゃそうだ。もう患者はいないんだから。

 

母が病院で亡くなったのは

真夜中だったけれど

業者を呼んで母を運んでもらったら

もう建物には入れてもらえなくて

看護師さん方に追い返されるように

父と二人 真っ暗闇の中

裏口から帰った。

 

そりゃそうだ。もう患者はいないんだから。

病院の中に戻る理由はない。

 

でも家族の死の衝撃冷めやらぬとき

そういう態度をとられるのは

分かっていても傷ついた。

 

昨日のニュースの人は

数日たって関係者が訪れたときも

遺体がそのままだったらしいから

亡くなった後にどうすればいいのか

分からなかったんじゃないのかな。

 

訪問診療が入っていながら

そのあたりのサポートはなかったんだろうか。

 

死後手続きって結構早くから

準備してシュミレーションしていないと

スムーズにいかないものよね。

 

母の場合と

後見の場合を経験してもなお。

父の準備はひそかに万端ではあるが。

 

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