よく会う高齢一人暮らしの男性。
お酒もたばこも飲むうえに運動不足で
いつも土気色の顔をしていた。
買い物帰りにばったり会って
あいさつすることもあったのだけれど
最近見ないなと思ったら
入退院をくり返しているらしい。
先日などは自分で電話して
救急車を呼んだとのこと。
介護サービスを利用していないと
高齢者って孤独で不便。
そこそこ健康で自立しているように見えると
誰にも心配されないままだんだん老いて
気付いたら認知症で生活も悪化
みたいなケースは珍しくないらしい。
だから隣近所の見守りが必要なんだろう。
でも見守っていて気付いても
できることがないんだよな。
行政や専門家が動いてくれて
介護にたどり着くまで
途方もない時間がかかる。
そういう意味で「気になる人」も
近くにたくさんいるんだけど
今すぐできることが見当たらないのが現実。
自分で救急車を呼ぶって
実は一番の近道かもしれない。
入院すればソーシャルワーカーが
全部話を聞いてくれるからね。