入院した父の
在宅時の介護や訪問関連の請求が最後。
ケアマネも交代で
タイミングよく卒業の季節。
関わった方々に私は
必ず御礼の葉書を出す。
特に何年も関わった人たちには
心からのお礼を伝えたい。
その人たちがいたからこそ
たくさんの配慮をしてもらったからこそ
父の暮らしに平穏が保たれて
あたりまえの日常が続いてきた。
彼らにとっては
我々は大勢の顧客の一人で
日々の仕事の一つでしかないだろうけど
こちらにとっては唯一無二の
頼れる専門家だった。
手紙には気持ちが乗る。
だからメールとは違って
時間をかけて想いを乗せて
心を込めて作ることに意味がある。
今日はすべての卒業の方々へ
ていねいに手紙を書いた。
こうして一つ一つ
父の人生仕舞いが続く。