こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

やまぶき色のシャツ

いつか介護が終わって

つまり父がいなくなって

さらに喪が明けたらやろうと

決めていたことがけっこうある。

 

ところが予想外の展開で

まだまだ父は元気だけど

もう我慢しないで

それらをやって大丈夫かも

っていう気になってきた。

 

あまり意識していなかったんだけど

そういえば私は

ずっと男みたいな格好をしていた。

 

だって

男親と二人暮らしなのに

チャラチャラするわけにもいかず。

さらに父がまたそういう私の姿を

あからさまに嫌がるからでもあった。

 

だってもしも私が出て行ったら

父は一人で困ってしまうから。

そうならないための

生存本能だったんだろうと思う。

 

 

黒一色だったクローゼットも

今はカラフルな美しい色が並ぶ。

買っておいたけど父がいるから

着られなかった服にもやっと袖を通せる。

 

なんか自分のこころの中の反映みたい。

 

するとまわりの人たちも

反応が変わってくるし

日々飛び込んでくる「問題」の解決策も

実にスムーズに運ぶようになってきた。

 

心身に余力が出てきて

人間関係がとても良くなった。

 

でもちょっと困っているのは

やまぶき色のシャツを着ると

ピーちゃんとシロちゃんにとって

警戒色ゆえ大騒ぎして暴れるので

彼らの見えるところでは着れない。笑

 

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