1階でイベントに参加している
母が戻ってくるのを
居室で一人待っていたときに
投げ出されるような揺れ。
急いで階段を降りていくと
すでに全員が建物の外に避難していました。
大勢の中に母の顔を見つけたときの安堵。
母はきょとん?とした表情で。
余震が続く中 どうすることもできずに
皆がじっとラジオの音に耳を傾けていました。
そのうちに室内に入り いつものフロアに戻り
電気もつかない中職員の方は非常食の準備。
母が食べ始めたのを確かめて私は帰ることに。
車なら10分くらいの距離なのに
地下鉄も止まり信号も電灯もついていない街を
道を間違えたりしながら
たどりついたのは1時間後だったか。
停電中の家で父がひとり
ラジオを必死にチューニングしていました。