こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

逆の視点

自分が80歳とかになって

誰かに介護されるようになることが

耐えられるだろうか と思う。

 

最後まで自立した生活ができると信じているし

できればあの作家のようにドラマチックに

突然何も残さずパッと散りたいし

もしくは50代でガンで逝く世代だろうと思う。

 

それなのにやむなく

三食作って食べさせてもらい

お風呂もトイレも何から何まで

誰かに頼らなければならないとしたら…

 

想像することすら「ありえない」。

 

認知症に限らず高齢者が

なぜかいつも苛立っている気がするのは

こうして逆の視点から見ると理解できる気がする。

 

まるごと意識から抜け落ちさせるくらいに

無関心にならなければ

「ありえない」現実を

生きていけないのかもしれないと思う。