こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

生きているってすごい

認知症もないし大した病気もなくて・・・

という父だったはずが気付いたら

介護も看護もフル装備。

 

さすがにここまでとは思わなかった・・・と

この頃はちょっと可笑しくなってしまうくらい。

誰よりも父本人がそう思っているだろう。

 

介護保険制度はありがたいとは思うけど

施設に入ることでもない限り

家族の負担が減ることはないので

感覚的には「オプション」。

 

それでもたった一人で全部抱え込むよりも

死の社会化 というか

看取りの社会化 みたいな意味で

大勢の人が出たり入ったりしてくれるのが

気もまぎれるし 相談できるし

オプションとして実に価値がある。

 

ここまでくるともう

介護が嫌だとかなんとかっていう

こころの中のごにょごにょしたものは

きれいさっぱり消えていて

生きている父の日々の姿は

なんかものすごい記録を更新し続ける

神々しささえ帯びてくる。

 

生きているってこういうことか。

 

言葉にならないほど大きな何かを

毎日 体得できているような

貴重な瞬間を日々

目の当たりにしているんだと思う。

 

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