子どもの頃 実家の風呂をリフォーム。
ガスから電気に変える結構大掛かりな工事。
そのためしばらく風呂が使えなかったので
母と二人でバスに乗って
お風呂屋さんに通った。
街の銭湯ももうだいぶ少なくなっていた頃で
少し離れたところまで行く必要があった。
その時の記憶はどちらかというと
のちのち母が
「あのときこうだったね」とつぶやいた
言葉の切れ端をつなぎ合わせたものが
かたちになっているようなできあがり。
でも当時の
「母とお風呂に行くためにバスに乗る」
というワクワク感だけは
プールや遊園地に行くときの気持ちとは違って
とても特別なあたたかさをもって
リアルに覚えている。