こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

母は実在したのだろうか

まもなく丸三年になろうとしている。

あれほど頭から離れなかった存在が

今は思い出す時間の方が少ない。

 

今朝ふと湧き上がってきた言葉。

「母は本当に実在したんだろうか」

 

数々の思い出も激しかった介護の日々も

母のことなら知らないことはないくらい

なんでも覚えているのに

その存在の確かさだけが

証明するすべを持たない。

すべては私の頭の中だけの出来事だったのではないか。

母はもしかしたらずっと前からいなかったのではないか。

 

そんなことを思ってしまうほど遠くなってしまった。

そしてそれを否定する根拠さえないのだ。

 

 

ykaigo.hatenablog.com

 

ykaigo.hatenablog.com