「悟るとはあきらめること」
最近よく耳にする言葉。
歳をとることもあきらめていくこと。
そして老いて終末期を迎える頃には
身体も次第に枝葉を落として
生命維持に必要な機能だけが残っていく。
そのプロセスを見つめていることは
そんなに悪くないと思うこの頃。
そして自分もその道をたどっていることも。
燃え上がるようなエネルギーに満ちた
若々しさはもう受け付けない。
「若さとはうっとうしい」と書いていた。
枝葉を落としてこそ残るものが
その人自身そのもの。
何もなくなったときに
自分が自分でいられるということ。