こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

枝葉を落とす

 「悟るとはあきらめること」

最近よく耳にする言葉。

 

歳をとることもあきらめていくこと。

 

そして老いて終末期を迎える頃には

身体も次第に枝葉を落として

生命維持に必要な機能だけが残っていく。

 

そのプロセスを見つめていることは

そんなに悪くないと思うこの頃。

そして自分もその道をたどっていることも。

 

燃え上がるようなエネルギーに満ちた

若々しさはもう受け付けない。

橋本治さんは東京物語を例に出して

「若さとはうっとうしい」と書いていた。

 

枝葉を落としてこそ残るものが

その人自身そのもの。

何もなくなったときに

自分が自分でいられるということ。

 

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