自分のやり方や好みにこだわり続けてきた父が
このところ「なんでもいいよ」「どっちでもいいよ」
と答えることが増えてきた。
認知度が落ちるのと決断力低下は
比例しているのかもしれないと思う。
決めるということは
それ以外の選択肢を切り捨てることでもあり
選んだことに責任を持ち続けることでもある。
そういうのがもう無理なんだろう。
人に従うだけなら楽だから。
高齢者が詐欺にひっかかるのは
当然と言えば当然。
私が決めてどんどん進めていけるので
いろんな意味で楽になったのだけれど
「本当にこれでいいと思っているのかな」と
自分の中でくり返し確認するようになった。