どんよりした曇り空で
雨が降ったりやんだりしていた日。
ちょっと歩きまわって汗だくになりながら
なんか頭が痛いわと思っていた。
家に帰ってもひどくなる一方で
すわ発熱か?と焦っていたとき
文鳥のシロちゃんがおもむろに
狭い飲み水の入れ物の中で水浴びを始めた。
(あわててバードバスをセットする)
「あ!この感じは熱中症だ」
鳥かごの湿度は85%。
今日着て歩いたインナーTシャツは
やや厚手のものだった。
あわてて水分と塩分を補給して
エアコンの除湿をかける。
父の目の前には温湿度計をぶら下げてあるのに
シロちゃんの様子を見て初めて
「え?暑いかなぁ。全然気が付かなかった」と言う。
こうして年寄りは一人でいると
熱中症になるのです。