よくいろんな人に聞かれるんだけれど
市民後見人を目指した理由の一つは
母の病気で地域や役所の方に
猛烈に面倒をかけたからその恩返し。
もう一つは自分がやってきたことが
正しかったかどうかを知りたかったから。
法律はどう解釈するのか
専門家はどう考えるのか
裁判所はどう判断するのか。
後見活動の中での私の裁量は
けっこう評価が高くて
偉い人の前で話す機会もいただいたほど。
そして一人の高齢女性を
最期まで送ったプロセスの中で
たくさんの方からの言葉を思い返すたびに
ああ私は間違ってなかったんだ
これでよかったんだと再確認する日々。
この11年は無駄ではなかった。
間違っていたのは私ではなかった。
そして気付けば
私が心底やりたかった道を歩いている。