こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

【本】認知症の親と「成年後見人」

永峰英太郎さんの本が新聞で紹介されていたので

取り寄せて読んでみました。

 

認知症の親と「成年後見人」

永峰英太郎 ワニブックスプラス新書

 

現在は第三者の立場で後見をやっていますが

家族(いずれ相続人となる)が

成年後見人だといろいろ支障があるのでは?と

私が常々疑問に思っていたことを

実際に体験された永峰さん。

 

お母さまが危篤で駆けつけると

お父様は認知症状だったというカオス。

介護の「か」の字も分からないときの

混乱は読んでいて覚えがありました。

うちも似たような状況だったから。

 

母が重度の精神症状+認知症発症。

幸い父は今でも認知症ではないので

(家の中のことはまるっきり分からなかったけど)

後見人を立てろと言われる場面には出くわさず。

 

母を入院させてずいぶんたってから

不動産の処分やもろもろの名義も

父と相談してすべて「私」に変えました。

父名義の財産ももうほぼないので

この先もし亡くなった後も

特別やることはないのです。

 

たとえばそうだなぁ

お母さんが認知症になってから

お父さんが急に亡くなるなんてことになると

子どもにとっては

二重三重にややこしいことが発生しますね。

お金も無駄だし時間もかかり

税金を何度も払うことに・・・

 

ともあれ

「生きているうちに本人が財産を整理しておく」

のが一番スムーズだと思うので

これから相続が・・・という方はぜひ。

 

ちなみに永峰さんの本をもう一冊購入しました。

「親の財産を100%引き継ぐ一番いい方法」ビジネス社

相続や生前贈与の具体的手続き。

こちらはマンガなので読みやすいです。

 

ykaigo.hatenablog.com