長年の介護が終わった友人は
今どうしているだろう。
電話をするほどの距離感ではないし
わざわざ手紙を出す用件もない。
気になっているのは
からの巣症候群に陥っていないだろうか。
24時間365日×何年かという時間を
トイレも一人でいけないお母さまを介護。
それがポッカリなくなった毎日とは
どれだけの手持ち無沙汰だろうか。
私は相手と同化するタイプなので
わずか一年余りの関わりで終わった
被後見人を見送ったときでさえ
けっこうな落ち込みがあった。
そもそも市民後見人になったのは
父がいなくなった後に
エネルギーを注げる誰かをずっと
確保しておきたかったからでもある。
喪失感は
別の誰かのために生きることでしか
埋められないと思っている。
そのためにそろそろ
環境も整えていきたいところ。