こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

予行演習

両親や祖父母の介護や葬儀の経験は

いずれやってくる配偶者の介護の

予行演習だと思う。

 

朝丘雪路さんや南田洋子さんの晩年は

おそらく相当な介護が必要で

配偶者にとっては大変な日々だっただろうけれど

オシドリ夫婦にふさわしい

最期の季節だったのかもと想像する。

 

昔は家の中に高齢者がいたり病人がいるのが

あたりまえだったけれど

そういう人をわざわざ施設や病院に追いやったが

受け入れ先の不足が予想される中

家族で自宅で地域で介護しましょうと再び。

 

一方ネットでは遺体が映像や動画で出るのが

あたりまえの時代になってしまった。

かつてはもっと本人や遺族に配慮して

慎重にかつ厳しく制限していたはずが

どこかでタガが外れてしまった。

 

それは果たして今の時代

家族を看取る予行演習になるのだろうか?

 

それとも人の死が

娯楽の延長線上で

遠くから他人事のように

おもしろおかしく閲覧されたり

コピペやシェアされたりするんだろうか。

 

ykaigo.hatenablog.com