こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

関わった人は忘れない

いのちの最期の季節に

しっかり関わった人のことは

時間がどれだけ経っても忘れない。

 

関わるというのは

通夜に香典持っていきましたとか

葬儀に参列しましたとかじゃなく

死ぬまでのプロセスや

介護や看護の状況や

本人の気持ちの変化を聞き続けることや

後の手続きや遺品の片付けなどによって

その人の人生の一部に

しっかりたずさわるということ。

 

ともに生きるということ。

 

その人の人生と

私の人生が重なる時間。

 

若い頃からそういう関わり方をしてきたので

忘れられない人はずいぶんな数になる。

 

 

先日病院にて。

被後見人Bさんの付き添いで待合にいたところ

「Aさん!Aさーん」

と聞き覚えのある名前。

 

つい「はいっ」と返事をしそうになったが

「ちがうちがう」と我に返る。

 

Aさんという名前は

私が後見を引き受け

一年前に看取った方と同じ。

 

家族のように馴染んだその名前に

当然のように反応してしまった。

 

同姓同名フルネーム同じ名前が

このタイミングで私の耳に入る?

 

何というシンクロか!と

不思議な思いがした。

 

でもAさんを忘れていなかったことが

確認できて実は安堵している。

この方もやっぱり

忘れられない方の一人。

 

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