父もそうだが80代の方は
なんというか身体の作りが違うような気がする。
骨太感。
ホロスコープを見ると
昭和10年前後の世代。
ここは大きな星がずっと
ややこしい角度でいる激動の時代。
そりゃそうだ。
戦争があったんだもの。
昨日まで正しかった教科書を
今日は墨で塗れと言われる。
昨日まで敵だった人に
今日からはギブミーチョコレートと着いていく。
上の人たちなんて勝手だよな。
大衆なんてそんなもんだよな。
戦後50年のあたりはそんな映画やミュージカルが多くて
当時私も片っ端から見に行っていた記憶。
家にはなぜか原爆被害の絵本があって
小さい頃からくり返し読んでいた。
私が関わる人はほとんど
直接戦争の記憶は持っていないけれど
遠くで感じる空気はきっと
家の中にも大きな傷を残しただろう。
80年生きてきた人たちは
そんな不信や悔しさや心の揺れを乗り越えて
「何が何でも生き抜いていく」
という意思が無意識に染み込んでいるのかもしれない。