血縁とか先祖代々とか家系という概念が
我が家に乏しいのは
なんたって歴史の短さにある。
連綿と江戸時代までたどれるような
由緒正しい家は珍しいだろう。
父は自分の親のことなのに何も知らない。
だから私もざっくりとしか知らなかったが
以前父の妹が来たときに
長々と質問して欠落を埋めてみた。
血筋がつながっているのは祖父母まで。
そうだったのかと意外な話ばかり。
田舎だし昔だし病気も多かった。
人手不足で若い男女はあっちこっちから貰い手があった。
それが当たり前の時代があったんだなぁ。
ときは流れて
祖父母の墓も家も
守ってきた嫁が高齢で倒れた。
残された息子は独り者。
さて家と墓はどうするのだろう。
なんか他人事ながらこういう話ばっかり。