母の命日。
あっという間の丸5年。
来年はもう七回忌。
もう墓前まで行く体力のない父だが
母が亡くなってからは
一日たりとも手を合わせるのを忘れていない。
完全に習慣になっている。
仏教徒ではないけれども一応
御厨子に花と写真と
御りんなどの仏具を並べて
それらしい空間を作ってある。
正しいやり方ではないが
両家の祖父母の写真もあるので
それなりににぎやかで
ふと声が聞こえてきそう。
そもそもお墓というか納骨堂なので
墓石を洗ったり花やお供えを
置いてくることはできない。
父にしてみれば行って帰ってくるだけ
疲れるってものだろう。
だって毎朝祈っているんだから。
わざわざ骨壺のそばまでいかなくたって
十分に想いは届いているもの。
代わりに私が黙って行ってくるけどね。
どちらかというと私所有の
「祭祀財産の管理・確認」の意味だけど。笑