引き続き施設にいる女性よりメールが届く。
ああ「今日が何の日」なのか
ちゃんと数えてて分かってるんだな。
何も書いていないメールに
あふれるほどの想いが乗っている。
もうそこには言葉はいらない。
電話番号を書かなくてもいい。
話をしなくても
長年ともに生きてきたから
ちゃんと心が伝わり合う。
本当にあたたかい人だから。
「お手紙を送りたいのですが
施設の住所が分かりません。
このメールを施設の方に見せて
返信してもらうことはできますか?」
ちょっと試しに書いてみる。
もし住所が返信で届いたら
あのこともこのことも
たくさん文字にして
あの写真もこの写真もプリントして
送るから待っててね!!