先日 はてなにこんな記事が上がっていたのでリンク。
フェミにかぶれた時期もあったので
専業主婦の家事労働は年収いくらになるか
というあたりは昔から散々読んでいた。
家族介護の報酬額はどうだろう。
介護に入ってすぐの頃
こんなにやること気配り多いのに
「家族だからって無償労働ってどうよ?」
「全部外注してやるから自分で払え!」
と憤りひそかに試算したことがある。
介護(身体・居宅)そのものよりも
目を離さないようにする「見守り時間」や
外出同行や買物に手続きといった
後見でもヘルパーでもない作業が多く
それを民間のサービス業者に全部頼んだとしたら?
と計算した。
別途法的手続きの費用も含め。
何をどう計算したのか具体的には忘れたが
軽く月額60万円を超える額になった。
在宅で24時間体制で医療行為まで
家族が引き受けているなら
その倍額くらいになるんじゃないかしら。
当然父母に払える資産はなく
「仕方ない私がやるよ」
と腹をくくったのだった。
どのみち依頼したとて
監督責任があるから全部把握する必要がある。
高いお金を払っても私の負担が変わらないのなら
全部自分でやった方が手間が省ける。
なので私は
月額60万×12カ月×15年
という価値のある時間を提供したのだと
誇りに思っている。
これを自分でやらずに
誰かに丸投げするような生き方を
私はそもそも選択できない。
父はボケてなかったから全部分かっていて
最後に泣いて詫びてくれた。
家族として一番大切なものが
記憶の中にあたたかくしっかり残った。