一年前の今日は
まだ元気だった父が
特別な想いを行動に移した日。
ついさっきのような気がするのは
その「想い」がまだ私の手の中にあって
実現のために思案を続けているから。
小澤竹俊先生はいつも
「スピリチュアル」の話をされるけれど
医師であり強い信仰のある先生の言葉は
なかなか素直に受け止められなかった。
でも最近
こころが落ち着いて十分に満ちてくると
たくさんの答えが降ってくる。
「その先」があると信じている方が
つじつまが合うし
何よりも家族として理解している
今の延長線上にその人の想いが
続いているはずだと思える。
介護とは日々の生活である。
引き受けて隅から隅まで配慮を重ね
生活をともにしてきたからこそ
「その先」を信じられる。
そう思えたらしばし離れることは
たいしたことではない。
いずれまた出会うのだ。
今もずっと「家族」は続いている。