こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

扉が開く

父は用があってもなかなか口にせず

ギリギリになったり

どうにもならなくなったときに

斜に構えて切り出すのが常だった。

 

そのネガティブ迂回がいつも面倒だったが

最近様子が変わってきた。

 

私が市民後見人の話題をチラとしたり

その件で外出するせいなのか

急に子供みたいに無邪気にストレートに

頼りにしてくるようになった。

 

先日父があまった小銭を

「はいお金!」

と小学生みたいに持ってきたときには驚いた。

 

あなたは私の被後見人か。笑

いやずっとあなたの後見やってるけどな。

 

なんか急に毒が抜けて

素直でいい人になったみたいに。

自閉症の心の扉が開くとこんな感じ?