高校生の頃だったか
よその家では家族会議なるものが
度々行われることを知って
ひどく驚いた記憶がある。
我が家では話し合いはおろか
父と母は常にいがみ合い別の部屋にいて
用があるときは私を伝えに出した。
私はいつも二人の間を
伝書鳩のように行ったり来たり。
ある日私は意を決して
「家族会議を開きます!」と宣言し
父と母を呼んで防災か何かをテーマに
話し合ったことがある。
大した結論は出なかったんだけど
あのとき「家長の代わりに私が決める!」
と決意したことはリアルに覚えている。
それが今この現実に
つながっているのかも。