介護の現実に追われていると
「今自分が何をしているのか」
という全体像を見失う。
目の前の小さなことにとらわれて
トンネリングを起こすのだ。
本を整理していてふと手に取った
を再び読み返している。
生きることを放棄しようとした頃に
すがりつくように読んだ本なので書き込みだらけ。
でもこの本は本当に不思議で
どれだけ苦しくても生きていくのだ
という気にさせる筆者の深い言葉の数々。
ああそうだった実存ってこういうことだった
って改めて思い出す。
目の前の小さいことではなくて
親の人生 そのいのち 関わる祖先たち
そんな視点を思い出して
まあ目の前の介護の現実くらいならなんとかなるわ
と気持ちをリセットできるのだ。