こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

気持ちとかすき間とか

地域の相談のときに

「担当者が20代の若い人でねえ・・・」

という長老のお言葉があった。

 

その意味は要するに

年齢がダメなんではなくて

「余白」を理解できる経験値の年齢でないと

伝わらないんだよねという意味。

 

小説だってエッセイだって

行間にある想いの量が作品を作っているし

それを読み取れるかどうかという

読者の力量も必要で。

 

その点 落語は聴く側に合わせて

瞬時に降りてきてくれるのが魅力。

だからこそ生で見に行く価値がある。

 

時代は白か黒か ゼロかイチか

AIによってすぐに分類されてしまう。

そういうの精神医学的には

名前があったりするんだけど

時代の流れはそっちが優勢になりつつある。

急いで 簡単に 分かりやすく・・・

 

でも人の気持ちはやっぱり

すき間にしか見えてこない。

人の想いも関わりも

複雑で面倒で時間がかかるからこそ

心が触れ合う喜びもひとしお。

 

白か黒かの人には

体験できないことだろうけどね。

 

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