駅に近付くと空気がピリついている。
何ごと?と見回せば
大声で叫んでいる高齢女性と
少し離れたところから怒鳴っている中年男性が
親子喧嘩をしている模様。
二人の剣幕にPTSD感。
毎日こんな中で暮らした日々があったわ。
恐怖心がよみがえる前に
いそいそと立ち去る。
誰かが間に入らないと
先の親子は行き詰まる。
他に家族はいるのかな…
などと余計な心配をしてみたり。
改めて思うことは
あの日々をちゃんと越えてきたんだな。
そして二度と私はそこには戻らないのだ。