ドラマ「ミステリーと言う勿れ」
原作が小説みたいに穏やかで緻密なので
いくつか読んでいた。
今日から配信の第3話に出てくる
美しく若い暴君に手こずる身内の姿が
ふと自分の世界に重なった。
どんなに暴君であろうとも
大切な家族のために
足取りを追い 突き止め 犯人に復讐し
何を考えどこに行こうとしていたのか
心の中の隅々まで解き明かそうと
亡くなってもなお追いかけ続ける…
母が亡くなって私は
せいせいするかと思っていたけど
膨大な手持ち無沙汰を抱え
行き先を見失った
ボートのようになってしまった。
その矛先を社会に向けても
母のように面倒な人はそうそういない。
ありあまる想いは行き場がなく
「あなたがいないと人生はつまらない」
という作品まで書き始めた。
暴君でも家族はワンセット。
その人がいたからパワーバランスが
うまくいっていたのかもしれない。
私にとっての母のように。