在宅での訪問診療とか介護では
ご本人の意思を尊重するのが大前提。
だけどふと思う。
在宅介護の満足とは
本人が満足したかどうかではなく
もしかしたら
介護者の納得につきるのかもしれない。
そもそも本人の気持ちはもう
確認できない状況にあるわけで
その中で
「たぶんこれなら喜んでくれるはず」
と信じて徹底的にやりつくした
家族の気持ちの落としどころこそが
もっとも重要なんじゃないだろうか。
それが在宅介護の「ゴール」
なんじゃないだろうか。
よく
葬式は本人のためではなく
残された者のためだと言われるが
それは介護もほぼ同じことでは
ないだろうかと思う。
できることは全部やった。
誰に対してもそう胸を張れることが
介護という長い道のりの着地点。